謎のメーカー「CPS」とは?評判やおすすめ製品を徹底解説

「見た目がかっこいいCPUクーラーを探していたら『CPS』にたどり着いた」 そんな人が増えています。

実はCPSは、「知る人ぞ知る老舗メーカーが本気を出した新ブランド」なのです。 この記事を読めば、CPSがどんなメーカーで、どんな人にオススメなのかが分かります。

1. CPSってどこの国のどんなメーカー?

結論から言うと、CPSは中国の深センに拠点を置く「PCCooler(Shenzhen Fluence Technology)」という会社が展開しているハイエンド・ゲーミングブランドです。

実は「ポッと出」ではない老舗メーカー

「中華メーカーか…」と不安になる必要はありません。 親元であるPCCoolerは、2005年から続くPC冷却機器の老舗です。OEM(他社ブランドの製品を作ること)や産業用の冷却装置なども手掛けており、技術力には定評があります。

これまで日本市場では「PCCooler」ブランドで安価な製品を展開していましたが、近年の自作PCブームやデザイン重視のトレンドに合わせて、より高品質でデザイン性の高いブランドとして立ち上げたのが「CPS」です。

ブランド名の意味

CPSは「Chao Pin San(中国語でオーバークロック)」の略称で、その名の通り高負荷にも耐えられる技術を、ゲーマーや自作PC愛好家に提供することを目的としています。


2. なぜ今「CPS」が人気なのか? 3つの理由

最近、日本の自作PC系YouTuberやブロガーがこぞってCPSを取り上げています。その理由は大きく3つあります。

① デザインが現代的で洗練されている

一昔前の中華パーツのような「派手すぎる」「ロゴがダサい」といったイメージを一新しています。 CPSの製品は、「幾何学的(ジオメトリック)なデザイン」や「マットな質感」を取り入れており、非常にシンプルで高級感があります。

② 驚異的な「コスパ(コストパフォーマンス)」

ここが最大の魅力です。 同等の冷却性能を持つ有名メーカー(NoctuaやCorsairなど)の製品と比べると、価格が2〜3割ほど安い設定になっていることが多いです。「性能は妥協したくないけど、予算は抑えたい」というユーザーに刺さっています。

③ 冷却性能がトップクラス

安かろう悪かろうではありません。 最新のCPU(発熱がすごいIntel Core i9やRyzen 9など)もしっかり冷やせる実力を持っています。特に空冷クーラーの分野では、最強クラスの冷却性能を叩き出し話題となりました。


3. CPSの主力商品は?おすすめラインナップ

CPSが得意としているのは、主に「冷却パーツ」と「ケース」です。 特に注目すべき製品シリーズを紹介します。

【空冷CPUクーラー】RZシリーズ(RZ400 / RZ620)

現在、CPSの名を一躍有名にしているのがこのシリーズです。

  • 特徴: オレンジのワンポイントが入ったスタイリッシュなデザイン。
  • RZ620: 「ハイエンド空冷クーラー」として大人気。数万円する簡易水冷クーラーに匹敵する冷却性能を持ちながら、価格は数千円台という破壊的なコスパを誇ります。
  • おすすめな人: 水冷は水漏れが怖くて嫌だけど、Core i7クラスのCPUをしっかり冷やしたい人。

【簡易水冷クーラー】DT / DC / DE / DSシリーズ

最近トレンドの「ポンプヘッドに液晶画面がついている」タイプなども展開しています。

  • 特徴: チューブやファンの質感が良く、取り付けもしやすい設計。
  • おすすめな人: PC内部をピカピカ光らせたい人や、最新の見た目のPCを安く組み上げたい人。

【PCケース・ファン】

エアフロー(空気の流れ)を重視したメッシュ多めのケースや、静音性と風量を両立したファンも展開しています。ケースも「C3 T500」など、内部が見えやすいパノラマガラスを採用したモデルが人気です。


4. CPS製品を選ぶ際の注意点

購入前に知っておくべきポイントも正直にお伝えします。

  • 取扱店がまだ限定的: 大手量販店やAmazon、PC専門店(ドスパラ、ツクモ、PCワンズなど)では扱っていますが、小さな電気屋さんでは見かけないかもしれません。
  • マニュアルの日本語: 日本正規代理店(株式会社サイズなど)が入っている製品であれば日本語マニュアルが付属しますが、並行輸入品などは英語/中国語のみの場合があります。「国内正規品」と書かれたものを買うのが安心です。

まとめ:CPSは「賢くPCを組みたい人」の強い味方

CPS(PCCooler)は、もはや「怪しい中華メーカー」ではなく、「高性能なパーツを適正価格で提供する有力ブランド」としての地位を確立しつつあります。

  • 予算を抑えたい
  • でも、冷却性能は妥協したくない
  • シンプルでカッコいいPCを組みたい

もしあなたがこれに当てはまるなら、次のPCパーツ選びの候補に「CPS」を入れてみてはいかがでしょうか?有名ブランド一択だった選択肢が、きっと広がるはずです。

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